命懸けで投票された方の実話 (真剣に参政権を大事にしたい)
昨年(2014年)12月に行われた衆議院選挙は、史上最低の投票率という残念な結果に終わりました。
私が実際に投票所で見た 命懸けで投票を行った人の話 は、自分のFacebookにもリアルタイムで掲載しました。
数多くはないFacebookの友人のうちの何人かは、その掲載に反応してコメントもしてくれましたが、私のFacebookを見ることの出来る筈の政治関係の人、報道関係の人などは残念ながら反応を示さないという悲しい現実があり、その時の掲載と、その後の話を一部、誤字訂正、要約、修正などを行い、Blogへ転載することにしました。
[2014年12月14日のFacebookへ掲載した話]
投票所でのショックな出来事。
今朝、投票所で小選挙区の投票を私が済ませた瞬間、その先にある政党と最高裁判官の投票エリアから、「ドスン」という鈍く大きな音が聞こえました。
振り向くと老人男性が床に頭から倒れていました。
係員の方が数人で駆け寄って、その老人に 「大丈夫ですか?」 と声を掛けますが、何の反応もありません。
投票所のスタッフの方は救急車を急ぎ手配したと話していましたが、その老人は全く反応していない様子でした。
3年前に他界した私の父が脳梗塞を患い16年もの闘病の末に死んだこともあり、何となく想像できましたが、恐らく、急に脳の異常を発症して、突然、倒れられたのだと思いました。
生命の危険も考えられますし、幸いにして生命を取りとめられても、その後の後遺症や闘病、それを支えるご家族の大変さなどを考えると、存じ上げない方ですが、その大変さに身が割かれる思い がしました。
一票の大切さ、政治に参加する意義など、今回の選挙でも、様々に発信されていますが、この倒れられたご老人、結果として、まさに生命を賭して、投票に行かて政治に参加された ことになります。
面倒だから、選挙は‥‥という方、是非、政治に参加して欲しいと思いました。
同時に、政治関係する方、報道に関係する方など、影響力のある方は、是非、シェアなどして、参政権の大切さを世の中に訴えて欲しい と思います。
[2015年1月のFacebookへ掲載した、その後の話]
年末に届いた自治会報に詳細が記されたので記します。
12月14日(日)の私の住む投票所の衆議院選挙の状況報告記事として次のようなことが記されてありました。
我が投票所の 投票率は35%しかなかった ということ。
そして9時10分頃。(←私が投票した時間も同じ)
比例区・最高判事審査記載直後に大柄の高齢男性が仰向け様に昏倒(急性くも膜下出血の発作)、脈もなく「心肺停止状態」 となってしまったこと。
直ぐに用務員さんの機転でAEDが持ち込まれ、「AEDの講習を受けたばかりの選挙事務所アルバイト中の大学生2名」 の大奮闘で息を吹き返し、その後、現場へ到着した救急車で病院へ運ばれたこと。
夕方、投票所に、ご家族の方が関係者(特に大学生の方)にお礼にみえて、「お陰様で、現在、病院の集中治療中ですが、命には別条ありません」と伝えてにきてくれたこと。
このような話が載っていました。
AEDの講習を受けた方がその場にいて、迅速に対応して下さったことで、このご老人の生命を救えたことを、私も後日、知ることが出来て、本当に良かったと思いました。
そして、改めて 命の重さ と、命懸けの投票をされた、このご老人の姿に、参政権の大切さ、安易な気持ちで参政権を放棄してしまうことの愚かさ を感じました。
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