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自分の思いも言わずに世の中を憂いてはダメ!

微力ながら少しでも世の中を良くしたいので、思いを発信していきたいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。

西暦1517年がイスラム教世界とキリスト教世界の歴史の一つの転換点でした


歴史学の本質と全く異なる語呂合わせまで使って出来事が起きた年を丸暗記することほどナンセンスなことはないという自論を持っているので、1517年という年を暗記などする必要は全くありませんが、西欧キリスト教世界と西アジアイスラム教世界の双方にとっても転換点となる出来事が起きた年です。

未だに日本を含めて世界的に欧米中心の歴史観に世の中が支配されていて勘違いしてしまいそうですが、西洋が歴史において常に世界を文化的、実力的に進んでいた訳ではありません。

中世などは(文化的な)暗黒時代と言われ、教会関係者の多くがラテン語で記された聖書も満足に読めず、(当時、まだ西洋では紙は使われていませんでしたが)紙芝居のような絵でラテン語で記されている聖書とも少し異なる教えを行う宗教活動をしていたと言われるほど、文化的に酷いレベルだったそうです。

西欧が他の世界に追いついたのは、もう少し後のことですが、1517年 という年は、偶然にも、西洋のキリスト教世界にも、東洋(中東)のイスラム教世界にも、ひとつの転換点となった年でした。


キリスト教の世界では、ドイツ人の神学者 マルティン=ルター がヴィッテンベルク大学の聖堂の扉に 95ヶ条の論題(正式名称『贖宥状の意義と効果に関する見解』)を掲げ、聖書には記されていない 免罪符販売 をローマ教会が行っていることを訴え、アタナシウス派カトリック教会)を公然と批判した 宗教改革 を行開始した年が 1517年 でした。


一方のイスラム教の世界では、セリム1世が率いるオスマン=トルコ軍がカイロを占領してマムルーク朝を滅ぼし、イスラム世界での君主の最高位である スルタン キリスト教世界における皇帝のようなもの)の位を奪い、既に1258年に滅亡したアッバース朝マムルーク朝に保護されていた預言者ムハンマドの後継者を意味するイスラムスンニ派の宗教的な最高指導者である カリフ アタナシウス派キリスト教世界におけるローマ教皇のようなもの)を廃位させた年が、同じく 1517年 でした。

西ヨーロッパでの宗教改革の動きは14世紀のイングランドでのウィクリフ、15世紀のボヘミアのフスなどを経た後にルターの宗教改革が起こり、実際には1536年に キリスト教綱要 を著したスイスで宗教改革運動を成功させたフランス人 カルヴァン の提唱した、現世での善業や悪業に関係なく死後に天国へ行ける者と地獄へ行く者とは、最初から神のご意志で決まっているとする 予定説 が広まり、キリスト教安息日である日曜日に 商業活動(労働)をしても宗教的な規範に反することはないという説が西ヨーロッパ世界で支持されたことにより、その後の世界侵略、産業革命、世界の殆どを植民地化してしまうための出発点を踏み出すことになります。

逆に1517年にマムルーク朝を滅ぼしてカリフを退位させたオスマン=トルコ帝国は、16世紀初頭にはオスマン=トルコ帝国の皇帝が、スルタンとカリフを兼任する スルタン=カリフ制 を行い、中東のイスラム世界では、世俗面だけでなく宗教面においても、オスマン=トルコ皇帝の意向に逆らうことが難しくなり、オスマン=トルコ帝国では、その後に新しく発明された科学技術や制度が、それがイスラム教の教義に適しているか反するものなのかをイスラム教の高僧たちが審議し、適したものだと反対されたもの以外は違法なものとされる社会となっていきます。

例を挙げるならば、蒸気機関(鉄道)や電気、電信、株式会社や銀行などは、イスラム教のコーランに記されていないものであり、オスマントルコ帝国では、当初は違法なものだと判定され、違法なものだとされ、その後様々な新発明や新しい制度を次々と導入していったキリスト教世界と、新しいものの殆どを否定して受け容れなかったイスラム教世界の差が生じていくのです。 

 


BLOG記事タイトル カトリックアタナシウス派

 

http://biryoku.hatenablog.com/entry/2016/09/14/223800


 

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 BLOG記事タイトル イスラム教の神もキリスト教の神もユダヤ教の神も同じ神様です

 

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