自分の思いも言わずに世の中を憂いてはダメ!

微力ながら少しでも世の中を良くしたいので、思いを発信していきたいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。

安息日など宗教的な規範による人間の心の健全化と社会の硬直化について



私は朝晩、必ず仏壇を拝んでいますし、宗教が人に対して良い規範をもたらすことも多くあると思っています。

国語辞典や百科事典で 規範 の意味を改めて確認すると、行動や判断の基準となる模範、手本のことで、信仰を実現するための宗教的な規範の他に、善を実践するための倫理的・道徳的な規範、美を追求するための芸術的な規範、社会に秩序を実現するための社会的な規範などがあると記されています。

(このシリーズで)前回の掲載で言及した一神教の宗教のユダヤ教キリスト教イスラム教にも、それぞれに様々な 宗教的な規範 が存在します。

BLOGタイトル イスラム教の神もキリスト教の神もユダヤ教の神も同じ神様です

http://biryoku.hatenablog.com/entry/2016/09/15/231000

 

biryoku.hatenablog.com

 

様々な違いはありますが、同じ神様を信仰している3つの宗教には共通した規範もあり、その一つが 安息日 です。

天地創造の7日目に神様が休息したことによると言われ、ユダヤ教では土曜日(金曜日の日没から土曜日の日没まで)、キリスト教では日曜日、イスラム教では金曜日と、曜日が異なりますが、いずれも7日に1日の 安息日 があります。

安息日には、一切の労働が禁止されていて、少し前までの週休1日、現在の週休2日制も、遡れば安息日に辿り着くとも言われますが、逆に言えば現在では、キリスト教徒にも多くの日曜日に労働する人がいるなど、安息日が徹底されている訳ではありません。

性悪説を肯定するつもりはありませんが、他人や社会への被害などお構いなしに人間が無制限に欲望追求をすれば歯止めが利かなくなる危険があり、倫理的・道徳的な規範と並んで宗教的な規範も重要な役割を果たしている部分は否定できません。

しかし、倫理や道徳は時代や社会の変化により 基準を 柔軟に少しずつ変化 させることが比較的容易なのに対し、宗教は 神の言葉 なので、柔軟にその解釈を変更することは難しい部分があり、宗教的な規範が徹底されている社会は、その社会が 硬直化してしまう 傾向に陥ってしまう場合があります。

バランス感覚だと言ってしまえば簡単ですが、人間を良い方向へ導くための 規範 の有効性と社会の 硬直化 のリスクの回避を上手に実現できる社会は、理想的だと言うことは、間違いないと私は思います。




※BLOG本文で記した内容は、各宗教を批判・冒涜するような意図で記したものでは全くありませんので、お読みになられた(それぞれの宗教を)信仰されている方が、不快に感じたならば、(そのような意図は私には全くありませんが)心よりお詫び申し上げます。



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BLOG記事タイトル カトリックアタナシウス派

 

http://biryoku.hatenablog.com/entry/2016/09/14/223800


 

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 BLOG記事タイトル イスラム教の神もキリスト教の神もユダヤ教の神も同じ神様です

 

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BLOG記事タイトル 西暦1517年がイスラム教世界とキリスト教世界の歴史の一つの転換点でした

http://biryoku.hatenablog.com/entry/2016/09/19/135200

 

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