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自分の思いも言わずに世の中を憂いてはダメ!

微力ながら少しでも世の中を良くしたいので、思いを発信していきたいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。

火山灰で埋もれたポンペイの街が伝えてくれたアレキサンダー大王


歴史上、初めて世界帝国(多数の民族を支配下の置いた大帝国)を打ち立てたアレキサンダー大王(アレクサンドロス3世)の顔として、私の学生時代の歴史の教科書にも載っていました。

アレキサンダー(紀元前356年〜紀元前323年)は、マケドニアの王子の時に父と共に南の古代ギリシア諸都市を屈服させ、王に即位した後に世界帝国に向けて動き出します。

ブルガリア語に近い現在のマケドニア語とは異なり、アレキサンダーの時代のマケドニア語はギリシア語の方言のような言語だったそうで、言葉(言語)が異なっていなかったからこそ、王子時代に、彼の家庭教師をつとめたのは、あの古代ギリシアの偉大な哲学者のアリストテレスでした。

アリストテレスプラトンの弟子であり、プラトンソクラテスの弟子なので、古代ギリシアの偉大な哲学者3人連なる師弟関係の延長線上にアレキサンダー大王が位置していたことになります。

アレキサンダーより更に1世紀前の ペルシア戦争 で、侵略してきた アケメネス朝ペルシア帝国 古代ギリシアのポリス連合軍が3回に渡って戦い、撃退しました。


ペルシア戦争ギリシアポロス同盟が撃退した アケメネス朝ペルシア帝国 の領土は広大で最大時は上のような領土を有していました。

インドへも攻め込み、冒頭で私もアレキサンダー大王が史上初の世界帝国を作ったと記しましたが、その領土は、滅亡させたアケメネス朝ペルシア帝国の領土にマケドニアギリシアを加え、東部のインダス川方面に少し拡大しただけで、あまりペルシア帝国の領土と広さは変わらないものです。


上の地図はアレキサンダー大王が作り上げた帝国の領土です。

アレキサンダー大王の凄かったところは、ペルシア帝国と交えた何度かの会戦では、常に数倍の兵力のペルシア軍に勝利していったところです。


そのような戦いの一つで、ダリウス3世(ダレイオス3世)が率いる10万とも30万人とも言われたアケメネス朝ペルシア軍を4万人の兵で打ち破ったとされる イッソスの戦い の壁画です。


壁画の一部分をクローズアップしました。冒頭に紹介した教科書にも載っているアレキサンダー大王の顔があります。


同じくダリウス3世の顔も描かれています。

2,300年以上も前のアレキサンダー大王の顔と言われる壁画を今日まで伝えてくれたものは ‥‥

ある 悲しい出来事 が関係しています。

アレキサンダー大王が生きた約350年後、今から1950年近く昔の西暦79年にイタリアのヴェスヴィオ火山が大噴火して古代ローマの都市のポンペイ(推定人口2万人)などの周辺に火山灰を降り注ぎました。


大噴火が起こり、街を捨てて逃げた市民の多くは生命が助かりましたが、火山灰が降り注ぐ中で何らか理由で街の残っていた市民には、噴火発生から約12時間後に発生して襲ってきた 火砕流 により、ポンペイの街が壊滅してしまいました。


ポンペイ市民を救助するために船で向かった 軍人 兼 学者のプリニウス は、火山から発生したと推測される有毒ガスにより死亡してしまったことが記録に残っています。

火砕流で街が壊滅した後も大量の火山灰が降り注ぎ、ポンペイの街は火山灰で覆い尽くされて埋もれてしまい二度と、この地に街が作られることはなく、西暦476年にはローマ帝国西ローマ帝国)も滅亡し、言い伝えと散発的に発掘される遺品から、過去の街が存在していたことは知られていたものの、発掘が開始されたのは18世紀に入ってからです。


現在では、全ての火山灰が取り除かれ、ローマ時代の街並みが姿をあらわしています。





街並みだけでなく、広場の水溜後も


建物内の調理場なども発掘されています。





遺体は腐って積もった火山灰が空洞化した所にコンクリートを流し込むことで、亡くなった当時の姿が復元されています。






建物に飾ってあった数々の壁画などの絵も数多く発掘されています。

発掘された数多くの絵の中の一つが、既に紹介したポンペイから発掘された イッソスの戦い を描いているとされる モザイク画 です。


アレキサンダー大王の死後、300年以上経って作られたモザイク画なので、この絵が本人と似ていたかどうかは解りませんが、貴重な彼の絵をポンペイの火山灰が後世に、その姿を伝えてくれたのです。

本の学校教育の場では、アレキサンダー大王のことも、古代ローマの都市のことも扱いますが、この2つの結びつきについて触れる機会は少ないと思われ、その点は少し残念に感じます。

 

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